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広告審査 公開日:2020.09.08 更新日:2024.04.03

Yahoo!広告の審査とは?広告掲載基準や審査体制について詳しく解説

Yahoo!広告

Yahoo!広告を検討または運用しているけれど、広告の審査とはどのようなものか分からない方もいるのではないでしょうか。広告を掲載するには、広告掲載基準を遵守する必要があります。業種や商品/サービス特有の基準もありますので、事前に確認しておくことが大切です。


本記事ではYahoo!広告の審査について、広告掲載基準や審査の体制・流れをご紹介します。

 

広告審査について詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください。

※「Yahoo! JAPAN広告掲載基準」は「広告掲載基準」に名称が変更されました(2023年10月1日)。動画や資料内で旧名称が使用されている場合がありますが、内容に変更はありません。

目次

1. Yahoo!広告の審査とは

Yahoo!広告では、インターネットユーザーと広告主双方にとって安心・安全な広告体験の提供を目指し、広告掲載基準を定めています。

 

検索広告、ディスプレイ広告に入稿されたすべての広告、キーワード、画像、動画、およびWebサイトを対象に、「システム」と「目視」で審査をしています。そのため、新規に入稿した広告については、審査が完了し配信が開始されるまでに「3営業日前後」のお時間をいただく場合もあります。また、広告掲載基準の見直しも随時行っています。

 

審査の対象は、すでに掲載中の広告、画像、動画、Webサイトも含まれています。掲載中の広告で基準違反が確認された場合は、掲載停止となります。

2. Yahoo!広告の広告掲載基準

広告掲載基準の内容と一例を、項目ごとにご紹介します。広告掲載基準の全項目は以下でご紹介しています。(2024年3月時点)

2.1. 第1章 広告掲載基準と掲載判断(広告審査)

Yahoo!広告および当社が定める広告掲載基準に基づいて、各広告の掲載可否を判断しています。審査状況は広告管理ツールで確認が可能です。
掲載不可、掲載停止となった場合、その理由や推奨する対応方法も確認できます。

2.2. 第2章 ユーザーの利便性のための基準

以下のようなページは掲載ができません。

 

  • 広告の主体者が明確でない、不正確に表示している

  • 広告クリエイティブ(タイトル・説明文・画像・動画など)や検索キーワードと関連性が低い

  • 独自コンテンツが乏しい、正確性や信憑性にかける

  • 言語が統一されていない

また、以下のような場合も広告の掲載ができないため注意しましょう。

 

  • 検索広告において同一広告主が同一訴求の広告を重複掲載する場合

  • 年齢制限のある商品やサービスを対象年齢以外のユーザーに表示する場合

  • ユーザーを不快にさせたり、混乱させたりする内容

  • その他、ユーザーの意に反する行動を促すもの

2.3. 第3章 表示に関する一般的注意

広告クリエイティブ(タイトル・説明文・画像・動画など)や遷移先のページに記載する表示には、以下のような注意が必要です。

 

 

  • 虚偽表示、不当表示の禁止

  • 最上級表示や比較広告には、客観的な調査や引用元が必要

  • 公正取引協議会がある業界では、公正競争規約を遵守

  • 価格は、税込(総額)で表示

2.4. 第4章 掲載できない広告

法令に違反または違反するおそれのある商品やサービス、およびユーザー保護の観点から広告掲載が不適切と判断されたものは掲載できません。

2.5. 第5章 業種、商品、サービスごとの掲載基準があるもの

以下のようなカテゴリの場合は、個別の掲載基準が定められています。

 

  • 金融系
    貸金業、暗号資産交換業、金融商品取引業、商品先物取引業など

  • 資格系
    国家資格のある業種(弁護士、司法書士、行政書士、弁理士、公認会計士、税理士)、医療機関、身体機能等検査キット、治験者の募集、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう、柔道整復など

  • その他
    旅行、旅行業、留学サービス業、アルコール飲料、懸賞、お小遣いサイト、オンラインゲーム、カジノ、パチンコ、麻雀、競馬、競輪、競艇、オートレース、公営くじ、医療技術・治療方法の紹介、美容、エステティック人材派遣業、職業紹介事業、出会い系サイト、結婚紹介、結婚紹介業、パーティー業、代理店・フランチャイズ募集、探偵業、教育関連事業、情報商材、開運・魔よけなど占い系、比較サービス、ナイトワーク求人、法人名簿売買など

2.6. 第6章 薬機法などの広告表示規制および個別の掲載基準があるもの

以下の商品に関する広告は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)や厚生労働省が定める「医薬品等適正広告基準」などに基づく個別の掲載基準を満たす必要があります。

  • 医薬品、医薬部外品、医療機器

  • 薬用化粧品、化粧品

  • 食品、健康食品

  • 健康器具

2.7. 第7章 その他、個別の掲載基準があるもの

宗教、選挙、政党、意見広告および募金・寄付金の募集においてはそれぞれに掲載基準がありますので、事前にご確認ください。

2.8. 第8章 子ども向けサービス(Yahoo!きっず)への掲載基準

大人(18歳以上を含む)向けの商品やサービス、子どもが使用する際に保護者の監督または合意が求められるものなどは掲載できません。

2.9. 第9章 広告表現規制

広告クリエイティブ(タイトル・説明文・画像・動画など)作成時には、以下のような広告表現に注意が必要です。「2章 表示に関する一般的注意」「5章 業種、商品、サービスごとの掲載基準があるもの」やその他の章で規制されているものもありますのでそちらもご確認ください。

 

  • 人権、子ども、宗教に対する表現

  • 違法行為や投機を助長する表現

  • 個人向け貸付、アルコール飲料、出会い系サイトの表現

  • 選挙、政党、官公庁および政府広告・意見広告の表現

  • ターゲティング対象であると認識される表現

     

2.10. 第10章 広告商品、広告機能ごとの掲載基準があるもの

検索広告・ディスプレイ広告はそれぞれ、表示URL・タイトル・説明文・入稿するURLとページ内容に対して、満たすべき基準が定められています。

 

また、クリックリンクアセット・電話番号アセット・テキスト補足アセット・カテゴリ補足アセットに対しても個別の基準が適用されるため、事前に確認が必要です。

 

3. Yahoo!広告の審査体制

Yahoo!広告では、広告掲載前から掲載終了まで、24時間365日、「システム」と「人の目」による審査を実施しています。その審査体制についてご紹介します。

  • ※2024年4月時点の体制

3.1. 広告掲載開始前の審査

掲載を希望する広告主に対して、SMS認証の実施や過去に不正した事例がないかなどの審査をおこないます。審査の結果、内容が不適切と判断された場合は掲載できません。

3.2. 広告掲載開始後の審査

掲載開始後に広告内容が変更される場合があるため、継続して以下のような審査業務をおこなっています。

3.2.1. パトロール審査

広告のクリエイティブ(タイトル・説明文・画像・動画など)や遷移先のページが意図的に変更されていないかを確認しています。

3.2.2. 第三者指摘に基づく審査

主にインターネットユーザーからの指摘をもとに、内容を多面的に調査し、広告に問題がないかを判断しています。

3.3. 不正防止の対策

悪質な広告および広告主に対して、掲載内容の審査以外に、第三者によるクレジットカードの不正使用、詐欺、有名ブランド品等の模倣サイト、ウィルス感染の恐れのある不正プログラムや他者へのなりすましなどを防止する取り組みもおこなっています。

4. Yahoo!広告の審査状況の確認方法

Yahoo!広告では、お持ちのアカウント上で広告の審査状況を確認できるようになっています。検索広告とディスプレイ広告、それぞれの確認方法をお伝えします。

4.1. Yahoo!広告 検索広告の審査状況の確認方法

はじめに広告管理ツールで検索広告のアカウントを表示し、「キーワード」「広告」のいずれかをクリックします。

 

「表示項目の編集」から「キーワード(または広告)一覧の表示項目を編集」の画面で「審査状況」「審査申込日」「審査完了日」にチェックを入れ、「適用」を押すと、審査状況が一覧で確認できます。

 

具体的な操作手順については以下のページをご参照ください。

 

4.2. Yahoo!広告 ディスプレイ広告の審査状況の確認方法

ディスプレイ広告の広告管理ツールから「広告」をクリック、広告一覧の「審査状況」から確認できます。

 

具体的な操作手順については以下のページをご参照ください。

 

5. Yahoo!広告の再審査の依頼方法

仮にYahoo!広告の審査で掲載不可となった場合でも、再審査の依頼ができます。ただし、再審査を依頼した場合も承認までは3営業日ほどかかりますので、修正箇所を念入りにチェックした上で申請をしましょう。

 

再審査の手順は以下のとおりです。

 

  1. 審査落ちの理由を「審査状況→審査状況詳細」で確認する

  2. 「申請画面を開く」を押し、抵触箇所を修正する

  3. 「申請」ボタンを押して、再審査を依頼する

6. Yahoo!広告を適切に運用するために

Yahoo!広告を出稿する上で、広告審査を通過することは最初の関門ですが、その後の運用が広告成果を出すうえで最も重要となってきます。
広告での成果を最大化するためには、自社運用だけではなく、セールスパートナー(広告代理店)に運用を依頼することも有効です。

 

Yahoo!広告は、セールスパートナーを通して利用できるため、手厚いサポートを受けながら安心して広告を運用できます。

 

詳しくは以下のページをご覧ください。
 

7. 自社でYahoo!広告を運用したい方へ

Yahoo!広告は、Yahoo! JAPANの各サービスページと提携パートナーサイトにも広告が掲載できるサービスです。ユーザー層はさまざまであり、あらゆる属性に自社のサービスや商品をアピールできます。基本料金や最低出稿金額の制限もないため、少額からでも運用可能です。

 

まずは以下のページよりYahoo!広告を始めるにあたっての詳しい資料をダウンロードし、ぜひご利用をご検討ください。

 

 

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