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運用テクニック 公開日:2014.06.23

運用しやすいアカウントの作成方法

検索広告

効果を出しやすいアカウントを作ろう


アカウントの中は、「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード・広告」の3階層で構成されています。(図1)
キャンペーンの中に広告グループが存在し、広告グループの中に、複数のキーワードと広告を登録し、組み合わせて使用します。

アカウント構造

図1:アカウント構造


それぞれの階層で設定できる項目が決まっていますので、効率的に運用するには、あらかじめどのようにキャンペーンや広告グループを構成すればよいのか考えておきましょう。各階層での設定できる項目の詳細については、以下よりご確認ください。

検索広告のアカウント構造について

どのようにアカウントを構成すればいいのか


アカウントの全体像を描くために、まず、自社のサイトの商材・サービスについて、キャンペーンや広告グループに関わる要素をあらかじめ紙の上などに書き出してみましょう。こうしておくと、実際に広告管理ツールでキャンペーンや広告グループを作成する際に参照でき、スムーズにアカウントの中身を整理できます。

1. キャンペーンを作成するための要素をリスト化する


業種や業態によって、キャンペーンと広告グループもいろいろな分け方がありますが、ここでは、ひとつの例として、創作和菓子の通販ショップの場合、アカウント内にどのようにキャンペーン・広告グループを作成するか、その組み立て方をご紹介します。

キャンペーンと広告グループでは設定できる項目が違うため、各階層での設定可能項目に着目して分類していきましょう。ここでは例として「商材・サービス」「用途」「広告展開スケジュール」「顧客対象」の4項目で、サイトに掲載している商材の要素を表に書き出しておきます。(図2)

商材についての要素一覧表

図2: 自社サイトの商材について要素を一覧表にする

2. キャンペーンで設定する項目(スケジュール)で分類する


キャンペーンの分け方はいくつかありますが、設定できる機能に着目した分け方を、例としてご紹介します。

「広告展開スケジュール」はキャンペーンでしか分けられません。一覧表のうち、商材である「水ようかん詰め合わせ」と「和風プリン」の「広告展開スケジュール」で分類すると、「お中元」・「敬老の日」という2種類のキャンペーンが作成できそうです。(図3)

広告展開スケジュールによってキャンペーンをわける

図3: 広告展開スケジュールによってキャンペーンを分ける


同じ商材でも、訴求対象によって広告に接触する曜日や時間帯が大きく変わってくるため、商材ごとに訴求対象の年齢や性別が違う場合は、ターゲティング設定を基準にしてキャンペーンを分けておくとよいでしょう。

キャンペーンの分け方は、どういった広告戦略で広告展開をしたいかや、広告の目的などによって自由に設計できますが、運用のしやすさを考慮して構築しましょう。商材やサービス、ターゲット、設定した目標(販売なのか、資料請求なのか、会員登録なのか)など、さまざまな分け方が可能です。

3. 商材とサービスによって、広告グループを形成する


さて、キャンペーンの分け方が決まったら、その中に入れる広告グループをどう形成するかを決定します。一覧表とは別に、「お中元」と「敬老の日」という2 種類のキャンペーンを記入します。広告グループは、関連性のあるキーワードと広告がひとつのグループ内にまとまるように分けます。
ここでは「水ようかん詰め合わせ」と「和風プリン」という商材ごとの広告グループを、それぞれのキャンペーンに記入します。(図4)

図4: 商材・サービスごとに広告グループを形成する

4. それぞれの広告グループに適した商材・サービスの関連キーワード・訴求ポイントを一覧に


最後に、広告グループごとに、展開時期や用途に関連した検索を想定し、一覧にしておきましょう。どんな言葉で検索されるか、キーワードになりそうな言葉を書き出し、訴求したい点をまとめておきます。
こうすることで、広告グループを作成したあと、キーワードを登録したり、広告を作成したりするときに、とても役に立ちます。

インターネットユーザーの検索の目的や使用するデバイスに合わせて広告を配信する「入札価格調整率」については、次のステップ以降でご説明します。

 

※注意事項

  • 掲載している内容はページ作成時点の情報です。機能や仕様は予告なく変更される可能性がありますので、ご了承ください。
  • 例示している画面はイメージです。
  • 例示している組織・団体名、数字は架空のものです。

 

 

写真提供:アフロ

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