

バナー広告で成果が出るバナーデザインは? 着目すべきポイントを紹介
バナー広告において「どのようなデザインにするか」は、成果を上げるために大切な要素のひとつです。リスティング広告やメール広告などテキストのみで構成された広告と違い、バナー広告は画像やアニメーションで視覚的にユーザーにアピールできます。だからこそ、訴求力が高いデザインの設計が求められます。
本記事では、成果に直結するバナーデザインのポイントをご紹介します。成果の出るバナー広告を作っていきましょう。
バナー広告とは
バナー広告とは、Webサイト上に表示される画像、アニメーション形式の広告の総称です。Webサイトに設置される広告枠に、あらかじめ決められたサイズやレギュレーションに基づいて掲載されます。
バナー広告をクリックすると広告主のサイトへ遷移し、広告に関する商品やサービスの情報が閲覧できます。
バナー広告について、こちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
バナー広告とは?特徴やメリットデメリット、成功させるコツも解説
デザインがバナー広告に与える影響
バナー広告のデザインは、バナーのクリック率やその先にあるコンバージョンに直結します。ユーザーが思わずクリックしてしまうような訴求力のあるバナーを作らなければなりません。
また、バナーから得られる視覚的な情報が好印象であれば、類似商品を販売する他社と比較された場合でも選んでもらえるチャンスは高まるでしょう。このようにデザインはブランディングにも影響を及ぼすため、色やフォントなどデザイン細部に至るまで慎重に設計する必要があります。
バナー広告のデザインはどのような要素で構成されている?
バナーのデザイン要素は画像+テキストが基本です。写真やイラストを使ったメインビジュアルの上に、メインとなるキャッチコピー、企業名、リンクボタンがデザインされたバナーが一般的です。
各要素には下記のようにそれぞれ検討すべきポイントが存在します。この記事でも後述しますが、要素をバランスよく組み合わせて情報が一目で伝わる好印象なバナーを心がけましょう。
要素 | 検討すべきポイント |
---|---|
テキスト | ・フォント ・文字間 ・行間 ・キャッチコピー など |
色 | ・全体のトーン ・配色 ・企業カラー など |
図形 | ・図形がもつ印象 ・図形の配置 ・図形の配色 など |
画像 | ・写真 ・イラスト ・レタッチ ・加工 など |
バナー広告(ディスプレイ広告)の規定、サイズ
バナー広告には広告枠ごとに規定のサイズがあります。ヤフーのディスプレイ広告(運用型)で入稿可能なバナーサイズは以下のとおりです。
デバイス | 規定サイズ |
---|---|
PC・タブレット |
・ 600pixel x 600pixel ・ 300pixel x 250pixel ・ 468pixel x 60pixel ・ 728pixel x 90pixel ・ 160pixel x 600pixel ・ 300pixel x 600pixel |
スマートフォン |
・ 600pixel x 600pixel ・ 300pixel x 250pixel ・ 320pixel x 50pixel ・ 728pixel x 90pixel ・ 468pixel x 60pixel ・ 160pixel x 600pixel ・ 320pixel x 100pixel ・ 640pixel x 360pixel |
「※2021年8月現在」
※ファイルサイズはいずれも最大3MBまでです。バナー(画像)の詳しい入稿規定は、「Yahoo!広告ヘルプ バナー(画像)」をご覧ください。
なお、ファイルサイズが150KBを超える場合は入稿時に圧縮されます。またピクセルサイズが最小ピクセルサイズを超える場合は、圧縮と同時にリサイズされます。
バナーデザインを考える際に整理すべきポイント
効果的なバナーデザインを考える際には、以下の3つのポイントを念頭に要点を整理することをおすすめします。
どのようなターゲットに何を伝えたいのか
まずは、バナー広告をどのような人に届けたいのか、ターゲットを明確に想定して広告をデザインしましょう。そのターゲットに何を伝えるのか、どのような内容にすればターゲットユーザーの意欲を高められるのかを考えます。
主観的にきれいなデザインを選んだり商品の強みだけをアピールしたりしても、ターゲットに訴求する内容やテイストでなければ広告の価値を発揮できません。商品を必要としている人は誰なのか、そのペルソナが明確であればあるほど、デザインや訴求内容を打ち出しやすくなります。
どのような印象や感情を持ってほしいか
バナー広告を見た時にどのような印象を持ってほしいかを明確にします。その商品によって悩みを解消してほしい、これまでよりもよりよい暮らしを送ってほしい、なりたい自分に一歩近づいてほしいなど、商品やサービスがもたらす効果をしっかりとデザインに盛り込みます。 そのためには、ターゲットが目をとめてしまうクリエイティブと、悩みや問題意識、欲望を解決できる商品やサービスだと自分事として認識できるデザインにします。
もっとも重要な情報はなにか
商品やサービスを理解してほしいからといってむやみに情報を詰め込んでしまうと、情報が散漫になり思うような効果は得られません。バナーで伝えたいのは価格なのか、競合にはない機能や効能なのか、高級感や上質さなのか、手軽さや親しみやすさなのかなどを明確にし、もっとも伝えたい内容から逸脱しない情報量でデザインを施すことが必要です。

成果が出るバナーデザインとは
成果が出るバナーデザインとは、具体的にどのようなものか見ていきます。
ターゲットユーザーにマッチしたバナーやLPを意識する
例えば30代~40代の男性ビジネスマン向けのバナー広告であれば、派手な配色や感情的なコピーで煽るのはあまり適しません。一方、20代女性向けのバナー広告に地味な配色とロジカルなメッセージが長文で書かれていたらどうでしょうか。
バナー広告は、ターゲットユーザーの多くが好むデザインにすると同時に、LPの構成も意識したメッセージを載せることが重要です。ユーザーの意欲がどのような段階にあり、どういった内容であれば彼らの背中を押せるのかを常に考えなければいけません。
文字の可読性を高める
バナーのテキスト部分が読みやすくなければメッセージは伝わりません。文章の長さや文字の大きさ、背景色とのコントラスト、強調や吹き出しなどを工夫して画像部分との切り分けをおこないます。
文字の色や太さ、配置を調整する
行間や文字間を調整したり文字の太さを調整したりするなどしてメッセージが伝わりやすくします。訴求内容が複数ある場合は優先順位をつけて文字組を調整しましょう。また、使用するフォントは企業や商品、サービスのイメージにあったものを選びましょう。
適切な画像を選定する
画像を使うときは十分に精査し、適切なものを使いましょう。商品やサービスに見合った画像か、サイズや画質は適切かなどはもちろん、使用する画像のライセンスがクリアされていない場合、あとになってから権利問題が発生し大きな損害を被る可能性もあります。ロゴや商品画像もそれぞれのレギュレーションに従ったものを使いましょう。
配色を調整する
配色の基本とされる割合は、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%です。3色のバランスを考えながら、季節感などもイメージして配色を調整しましょう。
また、商品やブランド、企業のイメージカラーがある場合は広告にも用いると統一感が出ます。広告とクリック後のページに印象のギャップが生まれないようにするためにも、統一感をもった配色を心がけることが重要です。
トーン&マナーを統一する
トーン&マナーとはデザインに一貫性をもたせることです。
ブランドや企業の「らしさ」やアイデンティティが感じられるデザインにするためには、このトーン&マナーに沿ったバナー制作が不可欠です。
配信時にターゲティングを活用するのも有効
バナー広告で成果を上げるための近道の一つとなるのが「ターゲティング」です。どの地域のどのようなユーザーに向けて、どのWebサイトに、どういった広告を配信するのかを定めたうえで運用すれば、成果が各段に変わります。
ヤフーのディスプレイ広告には「ターゲティング設定」の機能があります。さまざまな絞り込みによりターゲットユーザーに効率よくアプローチでき、大きな成果が期待できます。ぜひご活用ください。
Yahoo!広告「ターゲティング設定を活用する」
まとめ
成果が出るバナーを作るためには、デザインセンスだけはなくマ―ケティング的な目線も必要です。また、ターゲットユーザーや広告の配信目的ごとの特徴を把握しながらデザインを変更しましょう。
Yahoo!広告ではターゲットユーザーに「ささる」クリエイティブを実現するために、さまざまなサイズのバナー枠をご用意しております。また、ターゲティング設定など効果をさらに高める機能もご利用いただけます。Yahoo!広告で訴求力の高いバナーデザインを作成し、その効果を実感してください。